自民党などが主張する「防衛費をGDP比2%まで増額」すると、今よりも5兆円程多く予算が必要となります。そもそも、貴重な予算であるわけですから、具体的な中身などを積み上げて判断していくべきものだと思うのですが、GDP比2%という水準ありきの考えを打ち出していることに強い違和感を覚えます。
詳しくはあらためて触れたいと思いますが、真に必要な防衛力の整備に取り組む考えに異論はありません。しかしそれは、予算ありきで良いはずはなく、真に必要なものを慎重に検討しながら積み上げた結果、どれだけの予算が必要になるのか…というプロセスを経て見えてくるものであるはずだと思うのです。
そして自民党は、その予算を国債の発行で補っていく考えを示しています。国の長期債務が1,000兆円を超えている状況にあるにもかかわらず、「GDP比2%」という水準ありきで国債を発行する…つまり、借金をするというのは、お金の使い方を決める優先順位として、そして具体的に何に使うのかも明確ではない段階で借金を前提とする考え方として、全く理解することができません。
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2022年6月27日 |
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